現:常務取締役(入社当時24歳)の告白

・どんな清掃作業にも、水はつきもの。水がなければ仕事にはなりません。私の入社当初は、新築住宅の引き渡し前の掃除がメインだったので、現場でお客様に水を借りる必要がありました。しかし、人見知りが激しかったので「お水を貸してください」がどうしても言えず、同行している仲間にいつも代わりに言ってもらっていました。また、挨拶も基本中の基本なのに、「終わりました」も、恥ずかしくて言えなかったんです。

・入社1年目からコンビニ清掃の事業が始まりました。コンビニは狭いので一人で回ることも多いのですが、1人だとすぐにテンパってしまい、1現場につき1つは何かやらかしていました。モップを洗うバケツの中に棚のお菓子を落として全滅させてしまったこともあります。

現:取締役の告白

・現場のマネジメントを任されるようになったばかりのころは、プライドが邪魔をして、お客様に相談をするということがなかなかできず、「スケジュール的にちょっと厳しいかな」と思う案件でも「やります。できます」と応えてしまいがちでした。それで、結果的にお客様に迷惑をかけてしまったことがあります。お客様から「こちらだって無理を押し付けるつもりはないのだから、できないことはできないとちゃんと言ってほしい。話し合って、相談しながらやっていこうよ」と、ご指摘を受けてしまいました。当時は本当に恥ずかしかったし、思い出すといまでも申し訳ない気持ちでいっぱいですが、あのご指摘はその後の私の財産になっていますね。