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いきなりお願いごとから始めるなんて、ずいぶん一方的だな！と思われるかもしれませんね。でも、これは縁あって私達と共に働く方々に、「エムジェイに入社して良かった」という納得感のもと、末長く、心地良く、楽しく、充実した人生を送っていただくために、まず知っておいていただきたいことばかりです。どうか、ご一読ください。

エム・ジェイは、基本の就業時間を8時～17時としていますが、これはあくまでも形式です。実際には、各現場のスタッフに、その日その日の出勤時間や退勤時間や、休日の配分は任せています。一人ひとりが「何日までにこの作業を終わらせます」という約束のもと、お客様と直接相談の上で、自分の出退勤時間や休日の配分を決めているのです。早朝から出社して明るいうちに退勤することも可能ですし、逆に、午後から出社して退勤時間を遅めにするのもあり。3連休・4連休を取得している人もいます。

「時間がある限り、すべてを仕事に捧げて、ひたすら現場をこなす」そんな働き方では、収入は多く得られるかもしれませんが、犠牲になるものが多すぎます。家族と過ごす時間、仕事を離れた自己研鑽に費やす時間、趣味の時間…。それらを大切にできずして、お金だけを得ても幸せでしょうか？　そうではないはずです。「幸せになれない働き方は、やめよう」。そう決めて、「スタッフを勤務時間で縛る働き方」は廃止しました。

「お客様との約束を必ず守る」その前提を踏まえた上で、働きたい日はしっかり働き、休みたい日は休み、早く帰りたい日は早く帰る。そうして、自分の大切にしたいものを大切にできる余裕を持ち、心身ともに健やかに生きる。それがエム・ジェイのルールです。セルフマネジメント力が磨かれ、社会人としての成長促進につながるので、一石二鳥ですよ。

各自に任せているとはいえども、「この日は早上がりします。この日は休みます」といった報告は、日々怠らずにしてください。なぜなら、あなたの勤務スケジュールの情報が共有されていなければ、終業後や休日に、勤務中だと思って上司が電話を入れてしまい、せっかくのオフを邪魔してしまいかねませんから。オフは、会社のことを忘れてちゃんと休んでもらいたいのです。もちろん、報告さえしていただければ、私達や上司からNGを出すことはありません。

とはいえ、入社後1年程度は、報告を受けた際に「そこで休むと後で大変になるんじゃないの？」などと、アドバイスをすることはあると思います。あなたが自由をいい感じにコントロールする術を身につけられるまでは、私達がフォローしていきます。

自由な働き方は、信頼の上にしか成り立ちません。出退勤時間や休日をあなたの裁量にお任せするということは、私達にとっては、あなたが「お客様から求められていることを、やるべきタイミングできちんとやっている」「お客様との約束をきちんとこなせる段取りをつけている」と信頼する、ということと同義です。ですから、どうか嘘偽りの報告をすることだけは、やめてください。

数年前、自由裁量の出退勤スタイルへと方針転換した際、最初のうちはいろいろと行き届かず、例えば「現場の状況を考慮せずに休んでしまうスタッフが出てくる」など、トラブルもありました（もちろんそれは、休んだスタッフが悪いのではなく、充分な説明ができていなかった私達の責任です。申し訳なかったです）。「こんな働き方はおかしい」と、去っていった古参スタッフもいました。

しかし、「これはスタッフとその家族が、より幸せになれる道だ」と信じ、度重なる試行錯誤や反省を経て、やっと適切に運用できる形になってきたのです。やっと、その意図も含めて、浸透してきたのです。スタッフから、「初めて、子どもの学校行事に出席できた」「連休を取って家族旅行ができた」「朝食や夕食を家族と一緒に食べられる日が増えた」そんな喜びの声が、聞こえるようになってきたのです。誰かが信頼を裏切ってしまったら、「やはり、ルールでしっかり縛らなければダメだ」ということになってしまいます。せっかく浸透してきた“幸せのための仕組み”を、見直さなければいけなくなってしまいます。どうか私達に、そんなことはさせないでください。

当社の経営陣は、誰一人として、イエスマンなんて求めてはいません。「偉い人には逆らわない」そんな働き方では、本人もつまらないはずですし、「偉い人」と思われている側もまったくつまらないです。気になることや納得いかないことには、いくらでも反発してきてほしいし、ドジをしたらツッコんで、笑ってほしいです。ストレートに話をしましょう。真面目な話も、ふざけた話も、たくさんしましょう。「気の利いた話をしなければ」なんて、構える必要もありません。皆、自分の家で家族とお喋りしているみたいに、思いついたことは気軽に口にして大丈夫ですよ。

もちろん、お喋りするのが好きではない人に、無理に喋らせたりはしませんので安心してください。物静かなことも個性ですからね。ただ、経営陣をはじめ、他のメンバーがワイワイお喋りしているので、オフィス環境は基本的に静かではないと思います。そこは許してくださいね。例えばある日の本社オフィスの会話は、こんな感じです。

宴会の席でのお酌を求めたりもしませんよ。社員の皆さんにお世話になっているのは、私達のほうなのですから、社員が私達に気を遣うなんておかしいです。本社の駐車場を使って行っている恒例のBBQ大会でも、お肉を焼く係はいつも経営陣です。フランクフルトを焼くのも、焼きそばを作るのも私達。社員には座ってのんびり待っていてもらいます。日頃お世話になっている恩返しです。「こういうことは一番若い人がやるもの」という日本的な慣習が身についている新人さんは、最初のうちは落ち着かないかもしれませんが、慣れてくださいね。

会社のことは何であれ、できる限り皆で相談しながら決めていく方針です。例えば、新しい案件の依頼があれば、「こういう仕事があるけど、どうする？　受ける？」と、社員たちに聞いています。会社としては「いい仕事だから受けたい」と強く思っていたとしても、社員の賛同が得られなければ、強引には進めません。だって、会社は経営陣のものではなくて、働く一人ひとりのものですから。あなたにも、「エム・ジェイは自分の会社なんだ」という意識を持って、「こうするべきだと思う。こうしたい」と、声に出してもらえると嬉しいです。

「自分の意見が間違っているかもしれない……」などと尻込みする必要はありません。皆で意見を出し合うのですから、不十分な点や認識不足の点は補い合っていくことができます。的外れな意見だったとしても、決してバカにしたりしません。会社に対して当事者意識を持ち、能動的に考え、発言する。その姿勢に心からの敬意を表します。一緒に、当事者としてエム・ジェイの未来を考えていきましょう。

年功序列は一切ありません。結果さえ出せば、若くても社歴が浅くても、スピード出世が狙える会社です。実際、当社には20代の取締役もいますし、入社2年弱で北陸エリア全体の責任者に抜擢された例もあります。入社1年程度での抜擢も、充分にありえます。今後の当社はM＆Aも視野に入れながら、積極的に事業拡大をしていく方針です。事業が拡大すれば、事業部責任者、拠点責任者などももっともっと必要になってくるので、狙えるポストはますます増えていくでしょう。貪欲に狙ってください。野心のある人、大好きです。

といっても、「野心のない人はお呼びでない」というわけではありません。最近の若い人には、あまり野心がないタイプも多いですからね。そういう人も、仕事に慣れて自信がつき、年齢が上がり、家庭を持つなど状況が変わっていけば、相応の「もう一つ上へ」という想いは自然と沸いてくるものです。ですからまずは「目の前の仕事をがんばって、今日より明日もっとできることを増やしていこう」という素直な気持ち。そして、「幸せになりたい」という想いを持って、当社の門を叩いていただければ大丈夫です。

経験やスキルは問いません。イチから育てます。初めのうちは、うまくできなくて当たり前。失敗して当たり前。一生懸命に取り組んだ結果の失敗であれば、大歓迎です。恥ずかしいかもしれませんが、隠さず、きちんと報告してください。責めたり、つるし上げたりなんてしませんから安心してください。失敗を次に活かすためにどうすればいいか、一緒に考えていきましょう。

失敗は、あなたを強くするためにむしろ必要なこと。いま現場で皆を引っ張っているリーダーも、取締役として事業の中核を担っている取締役も、たくさんの失敗をしてきました。例えば、こんな失敗をしています。いまバリバリ活躍している彼らの姿からは、ちょっと想像できないかもしれませんね（笑）

エム・ジェイは、たくさんのご縁に支えられてきた会社です。ですから、エム・ジェイの根幹には「感謝」の2文字が常にあります。どれだけ事業が拡大し、利益が上がっても、感謝の心を忘れた会社が存続していけるとは思いません。また、そんな会社が存続することに意義があるとも思いません。

私達に活躍の場を与えてくださり、期待や信頼を寄せていただき、時に耳の痛いご指摘もくださるお客様に感謝。ともに切磋琢磨する仲間に感謝。私達の行き届かないところを補ってくださる頼もしい協力会社の方々に感謝。働くモチベーションになってくれている家族や愛おしい人々に感謝。清掃業者としては後発だったエム・ジェイを受け入れ、見守ってくださっている各地域の皆様に感謝。どうかあなたも、関わる方々一人ひとりとのご縁をかけがえのないものと受け止め、感謝の想いを忘れないでください。

幸せになること。自分や自分の大切な人たちが幸せになれる道を歩むこと。それが、社員をルールで縛ることは極力したくない私の、唯一絶対のルールです。

以上、取締役副社長：喜多和也からのお願いでした（2023年2月現在　※近年中に、代表取締役社長：喜多和也からのお願いに代わる予定です）。

「変な会社だな」と思われたかもしれませんが、もしも「この会社で働いてみたい」「もう少し詳しく話を聞いてみたい」と、ご興味をお持ちいただけましたなら、こちらの応募フォームから、ご連絡ください。

HP経由で応募くださる方は、私からの「お願い」にすべて目を通した上で、共感してくださった方だと思います。そんな方は、経験や保有資格、学歴など関係なく、未来の幹部候補です。ですから、私が直接面接させていただくことをお約束します。あなたからのご連絡をお待ちしております。