今日までのエム・ジェイの歴史と私の人生を表すとしたら、この2文字しかありません。
まず、最初に興した会社がバブルのあおりを受けて倒産し、借金を背負い、マイホームも失い、自暴自棄になっていた私に、「ここで終わってはもったいない」と、再度の起業を持ちかけてくれた年若い仲間たちへ。そして、大黒柱としての役割を放棄していた私を見捨てることなく、再び立ち上がるまで見守り、支え、そして新たな挑戦へと背中を押してくれた家族へ。心から感謝しています。彼らがいなければ、エム・ジェイの存在はありませんし、私自身、どうなっていたかわかりません。創業時のことは本当に、いま思い出しても胸が熱くなります(ここで語ると長くなり過ぎてしまうので別途、創業ヒストリーにまとめさせていただきました)。
そして、ご縁のあったさまざまなお客様からの「ありがとう」「次もお願いします」が、常に私達にモチベーションを与えてくれ、「もっとこうしてほしい」「これでは足りないよ」が、私達を成長させてくれました。実績もノウハウもないところから始めた清掃業。はじめのうちは至らないことも多々あったと思います。そんな私達に期待を寄せ、時に温かく、時に厳しく向き合ってくださったたくさんのお客様へ。感謝の念でいっぱいです。おかげさまで、いまでは技術・ノウハウともに「プロです」と胸を張れる業者に成長できたと自負しております。
また、設備投資の返済が負担になって苦しんでいた際には、銀行の担当者の方がローンの返済プラン見直しをしてくれ、窮地を逃れることができました。こんな小さな、発展途上の会社の可能性を信じ、ともに課題を解決しようと親身になってくださって、いくら感謝してもしきれません。このように、今日までエム・ジェイは不思議なほどに、人との出会いに恵まれてきました。ご縁のあった一人ひとりに、頭が上がりません。
そして何より感謝を伝えたい相手は、楽ではない時代のほうが長がったのに、ついてきてくれた社員たちです。彼らがお客様の信頼に値する真摯な仕事をし続けてくれたからこそ、今日のエム・ジェイがあります。エム・ジェイは私の会社ではなく、皆の会社です。この先も、皆の力で、エム・ジェイを「社員のことを守れる会社、社員を幸せにできる会社」へと育ててほしいと願っています。皆のがんばりが報われる会社でなければ、存続する意味がありませんから。
そして、働く側が心身ともに充実しているからこそ生み出せる質の高いサービスを、社会に提供し続けていってほしい。当社を支えてくれる数々のご縁に対して、感謝の想いをしっかりと形にして、大きく恩返しできる会社になってほしいです。創業者が長く君臨していると次世代がやりにくいでしょうから、私は経営に口出しするつもりはありません。何かあればいつでも我が身を投げ出して助けられる位置で、次世代の活躍を楽しみに見守っていきます。皆様も、これからのエム・ジェイにどうかご期待ください。